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永吉代表と森上展安氏の対談

永吉代表と森上氏の対談模様 いよいよ追い込み期。入試までの受験勉強を計画的に進めてゆく時期になりました。 これからの直前期を有効に活用するためにはどうしたらよいのでしょうか。 
中学受験の専門家である森上教育研究所・森上展安所長と麻布個人指導会・永吉信夫代表に、来年入試の最新分析と合格への「秘策」について語っていただきました。

 

<続く付属校の人気。一月入試も活況>

中学受験対談写真1永吉 6年生人口はわずかに増えるようですが、来年の受験率をどう予測されますか。
 
森上 まず今春を振り返ると、やはり6年生人口は微増だったものの不況の影響は避けられず、志願率・併願校数ともに減りました。 現在の各模試の状況を見ると受験者数は昨年より5%程度少なくなっていますから、来年の志願者数も同程度減少しそうです。

永吉 受験動向に関して、最近気になる変化はありますか。

森上 トップ層の動きが少し変わってきました。例えば開成を受けるお子さんなら、今までは海城や城北、巣鴨などを併願するスタイルが一般的でした。 しかし最近は栄光学園を併願するというように、東京と神奈川、あるいは神奈川と東京の「トップ校を2校受ける」といった形の選択が見られます。
 
永吉 周辺の学校が着実に力をつけてきましたから、2度のチャンスを生かせるのは受験生には大きな魅力でしょう。付属校人気も続いていますね。当会では、例年以上に付属校を志望するご家庭が増えています。

森上 来年は早稲田大学高等学院中学部、中央大学附属中学校が開校し、横浜山手女子も中央大学横浜山手として新たにスタートします。さらに横須賀学院が青山学院大学の提携校になるなど、まさに付属校ブームを盛り上げる要素が目白押しです。

永吉 付属校人気の背景には、昨今の経済状況を反映して将来の安心を確保したいというご家庭の心理が表れている気がしますが。
 
森上 従来、中学受験は進学校、高校受験は大学付属校という傾向がはっきりしていましたが、中学受験においても安定志向が明確になってきましたね。
 
永吉 先ほどのトップ層の動きや付属校ブームを考えると、来年は進学校の人気勢力図も変わってくるのではないでしょうか。

森上 難関トップ校の厳しさは相変わらずですが、中堅の進学校はかなり受けやすくなるでしょう。
 
永吉 となると偏差値でいえば50前後の進学校が狙い目になりそうですね。
 
森上 さらにはその上の桐朋や海城くらいまで緩和される気配があり、志望者には大きなチャンスが来そうです。

永吉 そのほか「狙い目」になりそうな学校はありますか。
 
森上 付属校の中でも男子の立教、学習院、女子の日本女子大附属など別学の伝統校はそれぞれにファンはいますが、「共学の付属校」という路線からはちょっと外れています。学校の指導内容はいいですから、穴場になるかもしれません。

永吉 ここ数年、1月入試が非常に元気ですが、来年はどうなるでしょうか。
 
森上 一番の話題は早稲田摂陵(大阪府)と早稲田佐賀(佐賀県)、それから愛光学園(愛媛県)の東京入試です。海陽学園(愛知県)や佐久長聖(長野県)も力を入れて広報しており、1月の選択肢はさらに広がります。地方の一貫校というと、以前は試し受験程度だったのが、最近は入学を前提として受験するご家庭も増え、一定程度の入学者が出ています。
 
永吉 つくば新線の開通で茨城でも中学受験熱が高まっていますから、来年の1月入試はますます活況を呈しそうですね。

<直前期は自分に合わせた志望校対策を>

中学受験対談写真2永吉 来年は都立の中高一貫校が4校開校しますが、私立と公立の併願者は増えていますか。
 
森上 段々と増えつつあります。来年、再来年と続いて都立白?、小石川の大学入試結果が出ますが、その成果次第では併願者が一気に増えると思います。
 
永吉 東大合格者数がある程度出れば、私立志願の上位層も公立一貫校に当然目を向けるでしょう。特にこの不況時代ですから、「2月3日は公立受験」というスタイルが定着するかもしれません。
 
森上 公立一貫校受験のための指導の依頼はありますか。
 
永吉 年々増えてきている印象です。今は偏差値で言えば50?55くらいのゾーンのお子さんがメインですが、今後、上位層が本格的に公立との併願をするようになれば状況は変わってくるのではないでしょうか。

森上 ご家庭からの要望に最近大きな変化はありますか。
 
永吉 ご要望というか、私たちに対する期待度がさらに高まっていることをひしひしと感じます。現在の成績と志望校とのギャップがかなりあり、塾の指導では到底間に合わないと依頼してこられるケースも増えていますね。
 
森上 以前は4年生からだったのが、今は塾に通い始める学年自体が上がっています。そうなると、受験生の「仕上がりが遅い」のは当然です。それだけに短期間に完成度を高める必要がありますから、プロフェッショナルな力を持つ家庭教師の役割は重要ですね。

永吉 多くのご家庭では、最初は学生家庭教師を付けることが多いようです。ところがなかなか効果が上がらない。そこで当会に来られるわけですが、特に秋以降の指導は本当に効率のよい指導が要求されます。中学受験の専門家庭教師の力が存分に発揮される時期といえます。
 
森上 専門家庭教師はその学校の出題傾向をよく研究しているし、「ここまでやれば大丈夫」という合格最低点の目安を持っていることも心強いですね。

永吉 そこは専門家庭教師の独壇場です。志望校ごとに「この問題はできるようにならなければいけない」「この問題は不要」と判断できますから。

森上 もちろん学生でもよい人材はいると思いますが、お子さんの個性に応じた教え方となると難しいし、なかには中学受験を経験していない学生もいるでしょう。
 
永吉 また優秀な学生の落とし穴というものもあるんですね。つまりじっと我慢できず、全部自分で解いて教えてしまい、お子さん自身に考えさせない。自分の力を誇示して終わりでは困ります。本人のやる気を盛り上げ、理解できるように導く指導は専門家庭教師でしか出来ないものと思っています。
 
森上 残り三?四ヵ月に的を射た指導をしてもらえるかどうか。これは非常に大きな差になりますね。

<秋からの指導で驚きの第一志望合格へ!>

森上 今の偏差値と志望校に大きな落差がある場合、秋からの指導で実際にどれほどの効果が期待できるのでしょうか。

永吉 秋の模試で偏差値が10近く足りない志望校に合格した、という例はかなりあります。今春入試の例で一番印象深かったのは、9月の模試で50に満たないお子さんが海城中学に受かった例でしょうか。

森上 どういう指導をされたのですか。

永吉 弱点を短い期間で把握し、的確にその手当てをする、という極めてオーソドックスな手法でした。「短時間で本人の弱点を把握」「短時間で的確に対応」これがきちんと出来たという事です。専門家庭教師の力と経験が見事に発揮された合格でした。

森上 その偏差値だと模試の志望校判定は20%以下ですね。
 
永吉 そうです。夏休みかながんばったのですが、その割りに9月の模試では結果が出ず、本人もご父母もかなり落胆していました。ところが当会の講師は、そのお子さんの理解力を買ったのですね。「志望校は下げずに行きましょう」と進言しました。塾で不要な問題をやらされ、かなり混乱が見られていたそうです。それを本当に必要なことだけに絞り込んだのが功を奏したのだと思います。家庭学習にもかなり手を入れました。 入試が終わった後、お母様からは「家庭学習の見直しがかなり効きました」とのお言葉をいただきました。

森上 ピンポイントで足りないところを集中的に補うという作業は、確かに個別の指導でなければ難しいでしょうね。

永吉 専門家庭教師の場合は、いろいろな塾の受験生をこれまでに見てきていますから、それぞれの塾のよいところ・足りないところを熟知しています。そこが大きな強みです。塾も万能ではありませんから、それぞれのお子さんに弱点ができてしまうのは仕方ありません。それをカバーするのが専門家庭教師の役目です。

森上 模試で悪い結果だとパニックを起こしがちになりますが、そんなときに的確な助言をし、対策を講じてくれる存在がいれば大助かりですね。

永吉 秋以降は模試と過去問演習が受験勉強の二つが大きな課題になります。結果に一喜一憂するのではなく、その後の対策こそが最も重要です。専門家でなければ分析できないことも多く、また専門家だからこそ一人ひとりの目的に合った指導技術を持っているのです。貴重な残り時間を私たちの力で有効に利用して下さい。

森上 今年は新型インフルエンザも大きな不安材料です。受験が迫ってくると塾に行くのも不安というご家庭も多いでしょうから、その面でも家庭教師への期待は高まるのではないですか。

永吉 確かにここに来て、「学級閉鎖になってしまったけれど、子ども自身はインフルエンザにかかってないので、昼間に指導してほしい。」というご依頼が何件か立て続けにありました。

森上 そういう場合も対応は可能ですか。

永吉 もちろんです。当会の場合は全員が専門の家庭教師で、平日の昼間は指導の準備時間に充てていますから、ご希望があればすぐに動けます。

森上 新型インフルエンザの爆発的流行が起こった場合、学校閉鎖や学級閉鎖が相次ぐでしょうから、各ご家庭ではその時間の使い方を対策しておく必要がありますね。

永吉 また、私たちは各教師の健康管理にも気を配らなくてはいけません。今年は特にそうです。家庭教師の健康管理の徹底を一層心がけてゆきます。
 

 

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