毎年、受験生のデータをまとめて公開しています
麻布個人指導会の2024年度中学受験生のデータと当会に関するご家庭のアンケートの結果をご紹介します。ぜひ参考になさって下さい。
サピックスが一番多く、早稲田アカデミー・日能研・四谷大塚が続く
2024年度はサピックスが25%で上位4つの塾で全体の62%を占めました。10年前と比べると、サピックスのトップは変わりませんが、早稲田アカデミーの伸びが顕著です。その他の塾には、グノーブル、ジーニアス、市進学院、臨海セミナー、enaなどが含まれます。それぞれの塾の長所、短所を判断の上で塾選びをされているようです。
45%の受験生がまずは週1回からスタート
通塾日数の増えている大手塾が多くなっているため、週1回の割合が多いです。しかし、受験が近づくにつれ他の指導科目の追加のご要望が多くなり、指導の回数が増える傾向にあります。10年前と比べ直前集中授業の割合が減っているのは、全体的に早めのご依頼が多くなったのが一因です。
「算数」が最も多いが、「算数と理科」「算数と国語」の組み合わせも
「算数」単科が28%で一番多いですが、「算数と理科」「算数と国語」「4科」もあわせると算数を含む指導が全体の71%を占めます。中学受験における算数の重要性が依頼にも表れています。また「国語」単科の指導が年々増加しており、「国語と社会」をあわせると全体の17%を占めます。また塾を途中でやめたり、最初から塾に行かない場合など「4科」の指導が全体の13%あります。
家庭教師の指導は、塾のフォローから志望校対策まで目的に応じて開始
受験生が塾に通い始める時期は、4年生が最も多く40%、ついで3年生35%、5年生が13%となっています。多くの塾で、中学受験を意識したカリキュラムが4年生から組まれていることが理由だと思われますが、最近は、学習習慣をつけるためや塾に早く慣れるために3年生から入塾する場合も増えています。
家庭教師を依頼する時期は、6年生が最も多く42%、ついで5年生35%、4年生15%、3年生以下8%となっています。4、5年生の依頼は苦手科目を中心とした塾の授業のフォローが中心です。6年生の場合は、塾のフォローに加えて志望校対策など、より実戦的な指導のご要望が多くなります。
当会は毎年、受験生のご家庭に指導終了後アンケートをお送りし、当会および講師を率直に評価してもらっています。2024年度の結果をお知らせいたしますので、ご覧下さい。
※「大変満足」は151名、「満足」は45名、「やや不満」は3名、「不満足」は1名で、「大変満足」と「満足」をあわせると97%となっています。
受験後のご家庭の評価は、家庭教師の講師と教務にとっては通知表と同じものです。特に「教科指導について」の満足度の数字にはこだわりを持っています。
※「十分」は159名、「おおむね十分」は38名で、「十分」と「おおむね十分」をあわせると98.5%となっています。
中学校の入試問題や入試制度に関すること、塾の教材やカリキュラムについての十分な知識が前提となり、適切な指導が可能であると考えています。
※「十分」は150名、「おおむね十分」は46名、「やや不十分」は2名、「不十分」は2名で、「十分」と「おおむね十分」をあわせると98%となっています。
ご家庭との円滑なコニュニケーションなくして、効果的な指導はできません。「十分」が75%、「おおむね十分」が23%ですが、「十分」がもっと増えるように努力しなければなりません。
※「とても適切」は154名、「適切」は42名、「やや不適切」は3名、「不適切」は1名で、「とても適切」と「適切」をあわせると98%となっています。
適切な受験校選びが、中学受験の成否を左右すると言っても過言ではありません。実際に指導している講師だからこそできるアドバイスを心がけています。